ルーチェ1500

マツダの“ピラミッドビジョン”コンセプトの仕上げとして、1966年に発売された6人乗りセダン。デザイナーはジウジアーロだが、彼が初めてデザインしたセダンがこの車だったことはあまり知られていない。デザイン自体は典型的なフラットデッキスタイルで、当時のマツダ車のデザインイメージも取り入れていた。“高速ツーリングセダン”をテーマに開発され、1500cc車ではクラス最強の78PSを誇った。ボディサイズは当時のコロナやブルーバードよりも一回り大きく、後のマークUやローレルに匹敵するサイズだった。発売当初は直接のライバルもなく、クラス唯一の6人乗りもあいまって人気があったが、翌年にいすゞがフローリアンを、1968年にはローレルとマークUが発売されてマイナーな存在になってしまう。それでもマツダはこのデザインのまま6年間造りつづけた。